『ごほうびごはん』 感想
ちょっと気をぬくとすぐに間が空いてしまう…
最近買った漫画のこと投稿しようかな、何しようかなと色々本棚の前で悩んだ結果またごはん漫画です。
『ごほうびごはん』 こもとも子
最近10巻が発売されたので。
絵柄が可愛らしくて、ほのぼのと読める漫画です。
今回10巻が発売されたということで記念イラストが描かれていましたが、やっぱり10巻ってすごいよね。節目だってこともあるし、だって10巻!いや〜すごいなあ…大好きな漫画がこうやって巻数を重ねていくと、作者の方を尊敬すると同時にこれからももっともっと続いてくれますように…!って思っちゃう。
あと10巻を読んでいて唐突に思ったのが、絵が最初の頃と少しずつ変化しているんだなってこと。主人公の横顔が描かれたコマを見て、え、上手じゃん!え、こんなだった?!こんな綺麗な横顔いつも描いてた?!やばいすごい…などと語彙力の乏しさがわかる喜び方をしました。
ということで肝心の漫画の内容ですが、主人公は長野から社会人になるのをきっかけに上京してきた女性。週に一度、自分へのご褒美に美味しいごはんを作っています。
このごはんがとっても家庭的なものからそれ家でも作れるんだ!ってものまで幅広いし全部美味しそうだし見ているこっちまで幸せになれる。
この漫画の好きなところはたくさんあるんだけどまず主人公の丁寧な暮らしぶり。一人暮らしのリアルさとそんな中でも小さいことをコツコツと積み重ねる彼女の私生活は見ていて心が温かくなるし、実家でどんな風に育てられたのか透けて見えてくるのでとても好感が持てる。
それから彼女の周辺の人々。この漫画の好きなところはメインであるごはんと主人公含め登場人物たちの生活をバランスよく描いているところなんだけど、特に周辺の人々(会社の人や実家やそのほか)の日常や意外な側面も細かく描いていて読み進めるほどに登場人物に深みが出てくるのがいいなあと思います。だからこの漫画に出てくる人はみんな好きになっちゃうし、どの登場人物がメインの回でも楽しく読めて尚且つ美味しそうな食べ物も出てくるっていう安心感がある。(安心感は大事!しょっちゅう言ってる)
スリルがあって次どうなるの?!っていう漫画も大好きだけど、やっぱりこういう日常系もいいよね。前もこの話したね。この『ごほうびごはん』もいい意味で常に一定のテンションを保っているのが読みやすくていいなあと感じている。読んだら優しくて落ち着いた気分になれる、そんな作品です。
10巻で出てきたなすそうめんが食べたいなあ。
というわけで、次の投稿はごはん漫画以外にしたいと思います。
おしまい。