『夢中さ、きみに。』 感想
なかなか定期的に更新できているなと思う反面、せっかく毎週本を購入しているのだから週一で更新できるようになりたいなと思う。そんな感じです。新しく買った本の感想を書けばいいのかもしれないけれど、それでも本棚を前にするとあれもいい、これもいいな、と悩んでしまうんですね。言い訳です。
それでは感想。
『夢中さ、きみに。』 和山やま
タイトル良〜〜〜…、え、いや、タイトル良い…
この作品は、Twitterをぼうっと眺めていたら流れてきたのでとても気に入って本屋さんで買いました。流れてきた作品は、『友達になってくれませんか』です。
でもきっとTwitterで見かけなかったとしてもこの作品を購入しただろうなという自信があります。タイトルが良すぎるし、あと表紙も良すぎる。素敵っていうか、良い。冴えない感じの男性の特に整えてないはずなのにキリっとした眉はどうしてこんなにも魅力的なんでしょうか。結局黒髪と濃い眉は最高の組み合わせってことですね。前の感想に色素薄い髪が良いって書いたのは誰でしょうか。存じ上げませんねえ…。
表紙のピンポイントな良さだけを語るのは一旦終わります。
最初一気に読んだ時、あまりにも一気読みの勢いがよすぎたせいで全ての話には何の繋がりもないと思ってしまったんですよ。それぐらい勢いだけで作品を読みましたので。この場合は読む、というよりも作者の絵柄を思う存分浴びるって感じです。絵柄が好みすぎるとよくやってしまうんですよね。
でもちゃんと内容読んだら思いっきり繋がってた。繋がっていたというか、登場人物に関わりがあったというか。
話の内容自体もとても面白かったのですが、登場人物たちの言動とか格好にいちいち笑ってしまうんですよね。些細なネタに爆笑してしまいました。お腹痛い。特にブレザーをズボンに入れるところとか。
しかも私よく思い出してみたら『うしろの二階堂』は支部で読んだし、なんならブクマもしていたなと。その続編が読めたのでとても幸せです。修学旅行の話最高でした。目高くんにナチュラルに「それもそうですね師匠」と言う二階堂くんも可愛かった。
先程述べた『友達になってくれませんか』のおいも三兄弟さんと仮釈放さんの出会いもとても素敵でそれと同じぐらいに面白かったです。仮釈放ってあだ名つけられる中学時代も気になりすぎるというのに、よりによって仮釈放という単語を選んだ同級生も気になる…どこで覚えたんだそんな単語。
ワードチョイスと話の展開と登場人物たちの一癖が私のツボにはまる作品でした。
ぜひまた同じようなテンションの作品を出してくれたら…
次回はまた商業BLについて書きたいですね。『百と卍』の最新作が出たので!
それでは、おしまい。