はなの読書記録

漫画、時々小説の感想置き場

『欅姉妹の四季』 感想

気がつけばこんなにも更新をサボっておりました。反省……。しかしながら師走というのは本当に忙しいものですね。なんだか気がつけば毎週予定が入っているような気がします。楽しい予定ばかりなら多少の忙しさも歓迎なのですが、そうもいかないのが人生だなあとしみじみ思っています。

12月に入ってからは映画をちょくちょく観ておりました。特に『ドクター・スリープ』が個人的には印象に残りました!あの鬼作『シャイニング』の続編ですからね。しっかり前作、キューブリックをリスペクトしつつ内容も面白くて、今年の個人的ホラー映画ランキングトップ3には入りました。1位は不動でした。『ヘレディタリー』、初っ端からの伏線の張りと、後半怒涛の回収、最高に良かったです。最早怖い以上に気持ちよかったです。

 

映画の話ばかりして更新してなかったことを誤魔化そうとしているような感じになっていますね。ちゃんと本屋さんにも週一で行くようにしていましたよ〜。

しかしいつだったか、ハルタ作品を紹介しようと意気込んだことがあったのを思い出したので今回はこの作品です。

 

『欅姉妹の四季』 大槻一翔

 

私、欅という苗字で生まれなかったことを非常に感謝しています。こんな複雑な字を書ける自信がないし、書けたとしても記名に時間をかけたくない。何でこんなに複雑なの、と思ってしまうけれど作品自体は複雑なんかでなくてほのぼの、生き生きとした素敵なものです。

欅姉妹という四姉妹の、明るく健やかな日常を丁寧に描いた作品で、読んでるだけで健康になれます。そう。これは読むサプリ。何故か読んでいるだけで健康になれるんです。不思議〜。

姉妹それぞれも個性があって、この個性が強すぎるわけじゃないのもまた良いのです。キャラクターだけで成り立っている物語ではなく、このキャラクターがどのような日常を過ごしているのかに重きを置いているのがしっかり伝わってきます。

書きたいエピソードたくさんあって困っちゃうな……。1巻では「隣家の兄弟」がよかったです。姉妹のお隣さんの子2人と仲を深めていくおはなしなのですが、最後の睦姉がもう!2巻は「足の休息」が良かった。瞳ちゃんと克斗くんの関係が好きなんだよなあ〜。可愛い。好き。3巻の「4姉妹の彼岸参り」を続けて読んだらひたすら可愛くてうわあ〜ってなります。眩しすぎる〜。エピソード自体彼岸参りをしているんだけれども、暗くならずに爽やかな雰囲気を醸し出しているところも好きです。というかこれ4巻では栗拾いがあるはずですよね?ね?期待しちゃう〜!

しかし3巻のメインは温泉旅行なんです。良かった……!特に中篇がね!みんな可愛くて可愛くて……。瞳ちゃんがお兄さん2人に頑張って声をかけるところから、一生懸命におはなしするところが何だか小さな成長を見守っている気になってほんわかしました。

読んでいるうちにあったかい気持ちになれる、『欅姉妹の四季』はそんな素敵な作品です。

 

まだまだ紹介したいハルタ作品がたくさんあるので、次回も続けていっちゃいます。

ところで来週土曜日の読書会が今年最後なので、やっぱりこれしかないなと『AKIRA』を選びました。東京五輪が控えた2019年、読むなら今しかないでしょ。渋谷PARCO行きたいよお〜!

2冊目は『機動警察パトレイバー』ですね。ええもちろん。好きだから!

 

それでは、おしまい。