はなの読書記録

漫画、時々小説の感想置き場

『男子高校生は今日もお腹がすいている』 感想

なんと今週は!一冊も本を買わずにいるのです…。え、何故?って感じです。でもね、先週たくさん本を買ってしまったし、そこであらかたの新巻を買ってしまったので大してめぼしいものがなかったのです。一応本屋さんには行きました。しかしですね…ふふふ、来週の今頃、私は、『機動警察パトレイバー』愛蔵版を手に入れている!はず!うわあ〜もう楽しみ。この一年の半分はこれを楽しみにしてきたんです。カラーページなんかも充実しているみたいで、ゆうきまさみ先生はお値段が少し高くなってしまっていますが…というようなことをTwitterで仰っていましたけれども、値段なんかもう関係ないですよ。いくらであろうとも買う。買うしか選択肢がない。はあ〜楽しみ…。

 

ということで、いや最近の前置き長くない?っていうか全然本題と関係ないな…ってわかってはいるのですがつい書いてしまう。前置き書くの楽しいなあ〜。

 

『男子高校生は今日もお腹がすいている』 ハナツカシオリ

 

本当に久しぶりのごはん漫画です。いつぶり?今回の作品も案の定表紙で購入を決めました。まず表紙にごはんが描かれているととりあえず手に取ってしまいます。ちょろ〜。

なんていうか、あれですね、この男の子たちア○スタに出てきそうな感じありませんか。いや私はやっていないのだけれど…完全なる独断と偏見…。あと、タイトルは「男子高校生」ですが、男子大学生も出てきました。まあでもそんな細かいことはいいんです。正直何も気にならない。大切なのはごはんが美味しそうなこと、それから登場人物がごはんを食べて幸せになれることなのです。

まず驚いたのは主人公、安達陸くんの交友関係。陽キャの圧倒的眩しさ。何これ。キラキラしている…眩しすぎる…。気づいたら学校の生徒全員と友達になってるんじゃないかなこの子って感じです。同じクラスの三島宗くんは安達陸くんとは正反対で、真面目で落ち着いています。陰キャではないですよ。陰キャの私が言うんだから間違いない。静かだけどしっかり友達もいてクラスにも結構馴染んでてみんなからは慕われてるはず…知らんけど。あとは部活の先輩やおいしいおやつ研究会(?)の後輩、みんなでわちゃわちゃしてて、読んでいる私が幸せになりました。ありがとう男子高校生そして大学生。ごはんで繋がる関係、最高!そうこのね、おいしいおやつ研究会の後輩、園田直生くんがなんかとてもア○スタにいそうなんだよなあ〜。いやそれこそ知らんけどさあ。ア○スタファンにも園田直生くんにも申し訳ないな。

キャラ紹介に時間をかけてしまったのですが、作中に出てくるごはんやおやつが美味しそうで幸せになります。クリスマスに食べる出来立てほやほやの唐揚げや、居酒屋メニューの枝豆ペペロンチーノ、甘党大感激のスイーツ系トースト!どれも美味しそう〜!この作品に出てくる料理は自分でも簡単にチャレンジできそうなものが多いのも魅力です。そして絵が綺麗なので更にごはんが美味しそうに見えるんだなあ〜これが!

美味しそうなごはんと、食で繋がる人間関係と、高校生の誰もがぶつかる進路の壁。それら全てを上手く織り交ぜて作られた素敵な作品でした。

 

なんか今日の感想はとてもいい感じにまとめられたような、そんな気がしている。

ごはん漫画って感想書いてるだけでお腹がすいちゃって本当に困っちゃう。ポテチ食べたい。ポテチとコーラ。うまるちゃんじゃん。

そういうわけなので次回は日常系漫画の感想でも書きたいです。

 

寒くなってきて新しいアウターとネックウォーマーを買いましたが、私の住む地域では絶対に一度も使わないなということに気づきました。

それでは、おしまい。

『北北西に曇と往け』 感想

3連休が終わろうとしています。悲しみ。

始まりから鬱々としてしまいました。しかし今日は楽しいことがたくさんあったので、どうにか明日からも頑張っていきたいです。

そういえば最近ようやく秋めいてきましたね。暑いのと寒いの、どちらも選びたくはないのですが、暑い方がまだ人間は生きていけますね。少なくとも私は生きていける。寒いとね、着替えも洗顔もお風呂もトイレも全てが憂鬱ですよ。以前住んでいたところは便座が温かくならないものだったのでなおさら…まあでも暑すぎてもよくないし、何事も程々が一番です。

しかし夏になるとセーターが着たくなって、冬になるとTシャツが着たくなるあの気持ちはなんでしょうか。いつだってないものねだり。

 

さて話は逸れましたが、今日も今日とて宣言通りにはいきませんでした。はい感想。

 

『北北西に曇と往け』 入江亜季

 

今までまだ感想を投稿していなかったという事実に先ほど気づきました。信じられない…。

とてもざっくりと内容を説明すると、アイスランドに住む日本人の主人公が生活費と暇つぶしのために探偵業をして愛車を乗り回す、みたいは感じです。わあ〜わかりにくい。本当にね、あらすじみたいなの説明するの苦手です…少しずつ上手になればいいな…。

今回は話の内容などではなく、この作品の小道具と主人公の暮らし方についてを主に書いていきたいと思います。

そもそも私がこの作品を最初に購入しようと思ったきっかけは、裏表紙なんです。こういう細かい道具がたくさん並んでるの、とても好き…!見た瞬間に買うしかないと思いました。そして作品中に出てくる主人公の部屋や車内、もう最高〜!!!ジーンズやTシャツが必要な分だけ並んで、書類は出来る限り整頓されて、枕やベッドのシーツはきっと定期的に交換されていることがわかるような部屋。必要なものだけ、持ち主がどこにあるかしっかり把握している片付けられた車内。こういう丁寧な描写がとっても!好き!です!あと主人公が出かける時の持ち物とかも好き…。私はたまに雑誌の特集で見かける他人の鞄の中身を見るのがとても好きなんです。あと街中を歩いている時にすれ違う人がどういう鞄を選んでいるのか見るのもとても好き。どうしてそのサイズ、色、かたちを選んだのか。見ているだけでわくわくします。他人の持ち物にとてつもなく興味を抱いているんです。ちょっと、いやなかなか気持ち悪い発言だなあ。でも鞄とか靴とか、こういう小物に現れるその人らしさを見ているのが楽しいので、そういう部分をしっかり描いてくれるこの作品がとても好きなんです。

あと主人公が住んでいる地域はなかなか田舎な感じがして、そこも憧れます。田舎暮らし、してみたいんです。もちろん田舎に住むというのは私にはわからない大変さもあるはずなので簡単に実行には移せないのですが、いつかはなあ〜。でも甘ちゃんなので2、3年ぐらいでいいです。だって本屋さんが近所にない生活って無理…やっぱり向いていないのだろうな。

 

内容に少し触れておくと、主人公御山慧(みやまけい)は先述のとおりアイスランドで探偵をしているわけですが、彼の弟である御山三知嵩(みやまみちたか)が人殺しをしているかもしれない、という話を聞きます。この弟がなかなか曲者で、リリヤ(色々あって知り合った女の子。慧とは仲が良いのか悪いのか)の言葉を借りると「気持ち悪い」んです。今後どうなっていくのか、展開が気になります。話が進むほど気になることは増えていくんです。彼らの両親とか、日本ではどうやって暮らしていたのかとか、特殊な能力の意味とか。現実的なようでいてほんのりSFチック、面白い作品です。

 

私はハルタ作品がとても好きなのですが、一気に読みたいのでコミックス派なんです。早く続編が出てくれ〜って本屋さんに行くたびに思っています。

次回もせっかくなのでハルタ作品の感想を書こうかな。大好きな作品のコミックスが最近発売されましたので。

 

それでは、おしまい。

 

 

『ACCA13区監察課』 感想

珍しく平日の投稿です。眠たい。

10月、11月は本に関するイベントが多くて楽しいですね。色々調べて、興味を持ったものにはできるだけ参加しています。出不精なもので、本屋さん以外ほとんど出かけないから…

古書市で3冊500円の文字に浮かれて買った一冊が家にある本でした。まさかの被り。そういうことを防ぐためにもビブリアというアプリを入れているのですが、浮かれていたので確認を怠ってしまったのです。まあそういう時もあるさ。

 

ということで、前回の予告通りに。

 

ACCA13区監察課オノ・ナツメ

 

この作品は以前アニメ化されて、来年には劇場版も公開されます。最近出た新作、『BADON』はACCAと同じ世界線でのおはなしですので、ACCAシリーズを読んでから見ると彼らの世界がどういうところなのか、どんな人間が守っているのかがよくわかると思います。

というわけでACCA本編ですが、主人公は監察課所属のジーン・オータス。通称「もらいタバコのジーン」です。オノナツメ先生が描く男性はどうしてこう、色気があるのでしょうか…いい…好き…特にね、オノナツメが描くもみあげが良いんですよ。内容はドーワー王国とジーンの出自、そして王位継承権が絡み合う、まあ政治的な感じのおはなしですが、登場人物たちのやり取りや仕草がかっこよくてね、かっこいいんです!かっこいいしか言ってないな。

内容は少し複雑だったりするけれど、計6巻という長くはない物語の中にぎゅぎゅっと大事なところや見せたい場面が凝縮されてて、さすがオノナツメ先生…!って感じの読み応えです。

登場人物は皆魅力的なのですが、特にACCA本部長のモーヴさんが凛として素敵な女性です。憧れる…あんな風になりたい、というかあんな上司がいてくれたらなあ〜!いやでも私の所属する勤務先の係長もとても素敵な女性なのです。

話が少し逸れましたが、ACCAは本編とは別に番外編も計3冊出していて、それも読むと更に本編に深みが出ます。特にP.S.は5長官に焦点が当たっていて本編でも充分にかっこよかった彼らが更にかっこよくなります。

あと、喫煙シーンがお好きな方にもこの作品はおすすめなのです。もらいタバコのジーンというだけあって、ジーンがしょっちゅう喫煙しています。そしてこのタバコも、作品中で大事な意味を持っています。かっこいい男性の喫煙シーン、かっこよくないわけないですね。今絶賛禁煙中の私としてはジーンが羨ましくて仕方ないですね。最近は蚊取り線香の煙を嗅いでタバコ吸いたいと思うようになってきたので、かなりギリギリの我慢です。税金ってば高いなあ〜。

 

ACCAを読んでいると、やっぱりどうしても食パンが食べたくなります。明日の朝食はトーストに決定です。最近はトーストの上にピーナッツバターを塗るのがマイブーム。

 

ということで次回は久しぶりにごはん漫画の感想を書きたいです。

 

それでは、おしまい。