はなの読書記録

漫画、時々小説の感想置き場

『ゾンビランドサガ』 感想

あれまあ。いつの間にやらこんなにも更新が途絶えていました。やれやれ。

まあ仕方ないよね。そういう時もあるよね。

最近は『月刊ビル』というZINEにはまっています。なかなか取扱店がないので、見つけましたらぜひ。別に建築学科出身とかそういうことではないですけれど、ふむふむ面白いなあと思いながら眺めています。写真もなんていうか、あれです、エモいですよ。ちなみに歴史学、日本史専攻だったんですが、だからといってすぐ歴女と決めつけられると少し困ります。歴女と一括りにされてしまうことが困るわけではなく、近現代史専攻なので好きな城も推しの武将もいないからです。だからたまに、歴女なんだね!戦国時代とか好きなんだ?とか言われても戦国時代…ってなります。幕末もしかり。申し訳ないけれど歴史学専攻とは言え近現代史、なんなら戦後が中心…仕方ないので長宗我部元親様が好きだとか適当にこたえます。戦国BASARAの推しだわ。

 

話逸れすぎてメインがなんだかわからなくなってきましたがはい感想。

 

ゾンビランドサガ』 広報広聴課ゾンビ係

 

前回予告と違うじゃん!って感じですね。まあこんなブログだから仕方ない。

 

ゾンビランドサガ』、ご存知でしょうか?昨年大ヒットしたアニメですね。最近ではフランシュシュが初めてアルピノに揃ってライブが行われまして、その中で二期の製作決定が発表されました。エガちゃんも一緒にトレンド入りしていましたね。

そう、これはアニメのコミカライズなのです。でももちろんアニメとは違う話も入っていますので、今回感想を書くことにしました。

 

アニメが始まる前はオリジナルアニメでありゾンビ化した女の子がアイドルになるという内容もあってちょっと大穴みたいなところがありましたが、下馬評を見事に覆して大ヒット作になりました。本当に面白かった…あの時はゾンビランドサガとグリッドマンに支えられて生きていました。

 

内容は先述した通り、ゾンビ化した女の子がご当地アイドルになって佐賀を盛り上げるために頑張るおはなしです。ツッコミどころがありまくりですよ。まず何で佐賀なんだと。わざわざゾンビをアイドルにする必要があるのかと。あるんですよ。だからゾンビランドサガなんですよ。

フランシュシュを構成するメンバーは全員ゾンビです。みんな生きていた時代はばらばらで、生前の職業(?)も違います。そんな彼女たちがぶつかり合って支え合ってわかりあいながらアイドルとして一歩ずつ進んでいく、もうこれはいわば彼女たちの第2の青春であり、生へのリベンジなわけです。そう、ゾンビランドサガは青春ストーリー!生への挑戦!

最近ってもしかしてゾンビと青春を結びつけるのが流行ってるんですかね。カメ止めとか、ウィーアーリトルゾンビーズとか。

まあそれは置いといて、アニメ版は主題歌やみんなの言動から、彼女たちはどうして死んだのか、何を背負ってるのかなどが考察タグで盛んに取り沙汰されました。未だにはっきりわかっていないゆうぎり姐さんやたえちゃんの過去が気になる二期、とても楽しみです。

 

そして忘れてはいけないこの男、巽幸太郎。彼こそがフランシュシュのメンバーをゾンビとして集めた元凶の男。彼が一体何者なのかはまだアニメでもはっきりとわかっていません。さくらと同級生だったこと、その当時の名前が乾幸太郎であることぐらい。彼は果たして不死身なんでしょうか。気になる〜!

で、この巽幸太郎がコミカライズ版『ゾンビランドサガ』では大活躍しているんです。フランシュシュが練習に明け暮れている間、彼がどういうお仕事をしているのかが漫画でしっかり描かれています。…と言いたいところですが、いやこれほとんど食レポやんけ。いつからグルメ漫画を読んでいたんだ。というかいつからアイドル漫画を読んでいたと錯覚していたんだ。そうなんですゾンビランドサガは狂ってる作品なので、コミカライズも狂ってて当然なのです。好き。次巻予告も完全にグルメ漫画の様相を呈していて訳がわからなくなりました。どこまでも斜め上に進んでいくゾンビランドサガ、振り落とされないよう必死に食らいついていくしかありませんね。こっこさんを見つけたたえちゃんのように。

 

最近アマプラでの公開が終わってしまいましたがまだdアニメでは見られます。円盤購入もCDがついてきます。11月にはフランシュシュ初アルバム発売があります。来年は二期が始まります。まだまだ追いつくのには遅くない。ゾンビランドサガというビッグウェ〜〜〜ブに乗りましょう!ゾンサガはいいぞ!最高!!!

 

フランシュシュ箱推しですが、あえていうなら6号のりりいちゃん。夜空に輝く一番星です。大好き〜!ぜひともりりいちゃんメイン回見てくださいね。涙腺が大崩壊すること間違いなしです。フランシュシュを推せ。

 

それでは、今週はオノナツメ先生の新刊を購入しましたので次回はACCAの感想でも書けたら、いいなあ〜。

 

ということでおしまい。

『ゴールデンカムイ』 感想

台風が来てしまったので、外に出ることもできずにいます。楽しみにしていた古本市も結局開催できなかったそうです。そりゃそうだ。こんな暴風雨の中晒されてしまう本も可哀想ですよね。是非またいつか開催してくれるといいなと思いながら、本棚の前をうろちょろ。

そういえば最近、本棚の整理をしました。といっても別に処分するとかそういうことではなくて、ただ並びや配置を変えただけです。最近は買ったものを空いてる場所にそのまま並べるという怠惰を繰り返していたせいで、せっかくシリーズものを揃えていても綺麗に並んでいなかったんですよね。なんとなく出版社や作者ごとに並べられて満足しています。本当は重ね置きするのもやめたいところなんですが、どうしても入りきらないとやってしまいますね。オノナツメ先生の作品とか…見るたびに申し訳なさが込み上げてくるのでそろそろまた新しい本棚を購入するのがベターでしょうか。

 

前置きが長くなってしまいましたので、さて本題。

 

ゴールデンカムイ野田サトル

 

しっかり前回言ったとおりの投稿です。しかしただいま布教真っ最中のため1巻から10巻まるっと手元にないんですよね。他の作品の感想でもいいなと思いましたが、まあやるって言ったし。最新巻が発売されましたし。『ゴールデンカムイ』は大好きな作品でまた感想を投稿しそうなので、今回は細かい内容に触れずに好きな気持ちだけぶつけたいと思います。さっそく花咲けと同じ感じになりそうな予感…

 

細かい内容には触れないと言ったものの、こんなに有名になった作品なので大抵の人がなんとなくストーリーを把握していそうですね。アニメ化もしていますし。

これは個人的な実感かもしれないですけれど、最近は週刊少年ジャンプよりヤングジャンプの作品の方が勢いがあるような気がしています。『キングダム』やこの『ゴールデンカムイ』、『DINER』はもともとあった小説の漫画化ですが最近映画化も果たしましたよね。『こち亀』が連載終了してから、もう『HUNTER×HUNTER』しか読んでいません…いやそれほとんど読んでないじゃん。

話が大きくそれてしまいましたが、『ゴールデンカムイ』はとても勢いのある作品。全人類に読んでほしいです。

ざっくり言えば主人公である杉元佐一(通称、不死身の杉元)が金塊を見つけるためにアイヌの少女であるアシリパさんと手を組んで北海道を大冒険!みたいなストーリーです。

作者である野田先生は、どうしてもギャグを入れないと死ぬ病気なのかな?と読むたびに思います。それぐらいギャグが入ってきます。ストーリーがさりげなく地獄なので、それぐらいギャグが入ってないとやりきれない部分もありますが…。

私は杉元とアシリパさんにどうしても幸せになってほしいと願っている人間なので、2人が美味しそうにごはんを食べていたらそれだけで涙が出ます。杉元とアシリパさんが幸せになれば自動的に白石も幸せになるので、ウィンウィンですね。ちなみにこれを書いている今、MONGOL800の「あなたに」を聴いています。この歌詞に出てくる「こんな世の中 誰を信じて歩いていこう 手をとってくれますか」っていうフレーズに杉元とアシリパさんを重ね合わせずにはいられないんですよね。誰も信じられなくなったとしても、それでも2人にはお互いを信じあってほしいし、お互いが相手の手をとってくれると思いながらいつも読んでいます。

ええ…杉元とアシリパさんへの気持ちが重すぎるよ…

これだけ2人のことを語っておきながら、しかし私の最推しは紛う事なき牛山さんただ一人なのです。牛山さん、本当に強くてかっこいいんです。それと、自分の強さに対する自信から生まれる優しさがあってそこにも惹かれます。偽アイヌが住むコタン(村)に行った回は、牛山さんの魅力がはちゃめちゃなことになっていますので必読ですよ。あれを読んだらみんな、牛山さんに抱かれたいと思いますから。

 

振り返ってみると本当に中身のない感想…。

この作品のいいところはたくさんありますが、アイヌ民族という私には遠い存在の彼らの文化や習慣を、『ゴールデンカムイ』という作品を通して知ることができる点ですね。この作品を読んだら味噌もカレーもみんなオソマになるし、両手にペンを持ってチタタプの真似事をします。上手なチタタプでアシリパさんに褒められたいところ。

また登場人物たちの根底に戦争という重く苦しいテーマが始終存在する点も、この作品がただのギャグ漫画や冒険譚にならないところです。鶴見さんも杉元も尾形も谷垣も、みんな戦争を背負っています。だから、彼らの行動の根底には戦争があるし、人格にもそれが大きな影響を与えています。特に主人公の杉元は、戦争によって大きく狂わされた人物なんでしょう。白石ときゃっきゃうふふしてるのを見れば、本来の彼のあるべき姿を失わせてしまった戦争に対して憤りを感じてしまいますが、戦争があったからこそアシリパさんと出会ったのも事実なんですよね。こうやって考えるとやっぱり『ゴールデンカムイ』はなかなか地獄みたいな作品だなと思います。でも本当に、とても面白いんですよね。

 

後半の感想が重くなってしまいましたが、うんことかで笑える小学生メンタルを少しでも持っていれば楽しめる作品です。

みんな読もうよ『ゴールデンカムイ

 

今回はアイヌ民族に関する作品を紹介したので、次回はチベット民族を題材にした作品『テンジュの国』を取り上げてみたいと思います。

 

それでは、おしまい。

 

 

『新米姉妹のふたりごはん』 感想

昨日はようやく『カードキャプターさくら クリアカード編 7』を手に入れることができました。なかなか待ったような気がしています…。やっぱり関東と比べると発売日が大幅に遅れるのが、今住んでいるところの弱点かなあと思っています。それ以外はなかなか便利なところですが。以前住んでいた場所は色々酷かったですし。おすし。

 

というわけでじゃあ今日の感想は、ということになりますが、前回の予定通りにいくと『百と卍』で、このブログの今の流れだと『カードキャプターさくら』になりそうなのですが、どれも違います。

本棚の前に立って目に止まってしまったのです。

 

『新米姉妹のふたりごはん』 柊ゆたか

 

最近実写ドラマ化も決定したので、なかなかいいチョイスでは!!と我ながらに思っています。ただごはん漫画の感想をそろそろ書きたくなっただけですね。いやあだって、前回ごはん漫画の感想書いたの、いつでしたでしょうか。結構前な気がしていますので、ちょうどいい時期ですね。

実写ドラマ化はとても期待しています。といっても正直役者さんには詳しくありませんので女優さん2人もわからないのですが、それはそれ。『きのう何食べた?』のように人間関係のバランスの取り方が難しい作品ではないはずですので、明るく楽しいドラマになってくれたらいいなあと思っています。

 

では早速感想を〜。

今のところ6巻まで出ているこの漫画、あまり新しい登場人物が頻繁に出てこないのと大きな人間関係の変化がないので私的には読みやすい。タイトルからして『新米姉妹のふたりごはん』というだけあって、親同士の再婚がきっかけになって新しく姉妹を持つことになったふたりが少しずつ関係を深めていく様子がほのぼのゆっくり描かれています。ほのぼのゆっくり、と言いつつ割とすぐに意気投合するのが良いです。意気投合した後、更にお互いを深く知っていく様子が見ていて微笑ましいんですよ。仲良くなるまでにあんまりもだもだしているのも、見ているこっちがヒヤヒヤしちゃうので。メインの登場人物であるふたりに加えてその友達や親戚などが出てきますが、基本揉め事やらどったんばったん大騒ぎな事態にはなりません。この世界は優しいのです。優しい世界、最高!

1〜6巻まで出ていると言いましたが、この6冊の表紙全てがまた良いのですよ。巻数が進むごとにどんどん距離が縮まっているのがわかるし、超絶人見知りのあやり(妹の名前です。姉はサチ)の顔が…顔がもう…6巻のあやりの表情を見たら「幸せでよかったよね〜本当によかった君の世界がずっとずっと幸せに包まれますように」と願わずにはいられません。

そしてごはん漫画というからには肝心の料理ですが、私が読むごはん漫画にしては珍しくなかなか家庭的ではないお料理もよく扱われています。

妹であるあやりが料理を趣味にしているので珍しい調理器具がどんどん出てくる他、ふたりの両親が仕事で世界中を飛び回っているおかげで珍しい食材もたくさん出てきます。1巻の表紙は大変良い例ですね。でも非日常的なお料理ばかりでは決してなくて、たこ焼きやオムライスやハンバーグといった家庭的なお料理も出てきます。

この作品に出てくるお料理は、こんなものが家でも作れちゃうのか〜!っていう驚きも味わえるし、何より自分でもできそう…かな?って新しい発見ができて、それも読んでて楽しいと思えるところの一つです。

 

せっかく実写ドラマ化も決まったわけですし、まだ6巻までしか出ていないので今からでも余裕で追いつくことができます。何より新米姉妹ふたりが可愛くて優しい。是非読んで、お腹を空かしていただければいいなと思います。

 

感想はここでおわり。

次回は、ん〜…次回は以前ちょろっと言った『ゴールデンカムイ』の感想を書きたいな。書けるといいなあ〜…。最近周りの人たちに布教が成功している記念に。

 

では。おしまい。